HOME  >   トピックスアーカイブ  >  2020年に1,200万トンのバイオ燃料を航空機燃料に使用(中国)

2020年に1,200万トンのバイオ燃料を航空機燃料に使用(中国)

2020年に1,200万トンのバイオ燃料を航空機燃料に使用(中国)

中国国家エネルギー局は、2012年8月に、「再生可能エネルギー発展第12 次5 ヵ年(2011年〜2015年)計画」を発表した。 2015年の再生可能エネルギーの年間目標消費量は、4.78億トン(炭素換算)で、この内バイオマスエネルギー利用量は5,000万トンである。バイオ燃料については、バイオエタノールが350万トン、バイオディーゼル燃料が150万トンの利用目標を立てている。

航空機用のバイオ燃料利用について、中国民間航空局(CAAC: The Civil Aviation Administration of China)は2012年5月、「中国の航空機ジェット燃料消費は、現在2,000万トンであるが2020年には4,000万トンに達し、この内の1,200万トン(30%)をバイオ燃料とする計画である」と発表した。中国民間航空局は、「この大幅なジェット燃料の消費増加と、環境対策の両方を解決できるのは、バイオ燃料しかない」としている。

バイオ燃料を用いた試験飛行は、2011年10月に、中国国際航空(Air China)のボーイング747で実証済みである。中国石油会社Petro Chinaは、中国国際航空にこの試験飛行として、ジャトロファ油からのバイオ燃料を15トン提供した。更にPetro Chinaは、2014年までには、年間6万トンのバイオ燃料製造プラント(ジャトロファからのジェット燃料)を建設する計画もある。

バイオ燃料の原料として、廃食油、藻を使用する開発も進んでいる。

  • 本社をフランスのトゥールーズに置く航空機メーカーのエアバス(Airbus社)は、中国の清華大学(Tsinghua University)と共同で、廃食油からの航空バイオ燃料の「持続可能性の評価」を行い、バイオ燃料の商業生産を推進させるため提携した(2012年8月発表)。
  • 世界最大の航空機メーカーのボーイング社は、中国COMAC(The Commercial Aircraft Corporation of China)と、共同で廃食油からのバイオ燃料研究所を2012年8月、北京に開設した。

廃食油からのバイオ燃料は、持続可能な生産が可能で、中国では年間2,900万トンもの食用油が消費されている。廃食油からの航空バイオ燃料は、廃棄物の再利用という点から大いに期待が持てる。

 

図 中国の2015年のバイオ燃料使用目標(単位:炭素換算万トン)
図 中国の2015年のバイオ燃料使用目標(単位:炭素換算万トン)
(バイオジェット燃料はバイオディーゼルに含まれる)
(出典:第12 次5 ヵ年(2011年〜2015年)再生可能エネルギー発展規画
http://www.tepia.co.jp/image/tepia_monthly/tepia-monthly20120911.pdf)

 

図 中国のジェット燃料消費
図 中国のジェット燃料消費
(出典:http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=1432

 

参考:
・日本テピア螢泪鵐好蝓璽譽檗璽函8月号)
(http://www.tepia.co.jp/image/tepia_monthly/tepia-monthly20120911.pdf)
• http://www.waste-management-world.com/index/display/article-display/1217715453/articles/waste-management-world/waste-to-energy/2012/08/Boeing_to_Refine_Waste_Cooking_Oil_into_Biofuel_in_China.html
• http://www.waste-management-world.com/index/display/article-display/5128285978/articles/waste-management-world/waste-to-energy/2012/08/Airbus_Partnership_to_Develop_Biofuels_from_Waste_Cooking_Oil_in_China_.html
• http://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=1432

その他のトピックス