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藻からのバイオ燃料の実用化に向けて(日本)

藻からのバイオ燃料の実用化に向けて(日本)

日本のバイオディーゼル燃料製造量は、2007年度は6,229キロリットルで、その後順調に増え続け、2010年度は8,652キロリットルで、製造コストは97.1円/リットルであった。一方、世界の製造量は2,140万キロリットル(2011年)で、日本の製造量はわずか0.04%でしかない。この理由の一つは、日本のバイオディーゼル燃料の原料は廃食油が多く、効率的な回収システムが構築できていないことにある。バイオディーゼル燃料の製造量を伸ばすために、原料の多様化が求められている。

微細藻類からのバイオディーゼル製造の実用化に、新たな動きが出てきた。トランスアルジ社は、「TAC藻」からのバイオ燃料を用いた発電事業を始める計画がある。更に、東日本大震災で被災した東北復興のために、2012年から微細藻類からの次世代エネルギー開発を進める。バイオディーゼルの原料の多様化として、藻に大きい期待が持てる。

  • JX日鉱日石エネルギー(株)、(株)IHIおよび(株)デンソーは、2012年6月、「微細藻燃料開発推進協議会を設立した」と発表した。この3社を含む民間企業10社のオールジャパン体制で、2020年度までに微細藻燃料の一貫生産システムの確立し、実用化を急ぐ。
  • 東日本大震災で被災した東北復興のため、クリーンエネルギー研究開発推進事業が採択された。テーマは海洋・微細藻類の次世代エネルギー開発で、東北大学の田路教授が代表となり2012年度から2016年度まで5年間行う。 2012年度の事業規模は8億円である。
  • 藻を原料とした発電用バイオディーゼル燃料を開発しているトランスアルジ(株)は、「藻燃料製造コスト30円/リットル達成」と紹介。

 

表  日本のバイオディーゼル燃料製造量

年度 製造量
(キロリットル)
2007 6,229
2008 6,949
2009 8,568
2010 8,652

出典:全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会資料
http://www.jora.jp/biodz/index.html
2010年度実績
http://www.jora.jp/biodz/pdf/cyousa_gaiyou.pdf

 

図  日本のバイオディーゼル製造量
図  日本のバイオディーゼル燃料製造量

 

参考:
• JX日鉱日石エネルギー螢廛譽好螢蝓璽
(http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2012/20120627_01_0960575.html)
• 文部科学省プレスリリース
(http://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1323622.htm)
• トランスアルジ螢曄璽爛據璽
(http://tac-algae.com/)
• RENEWABLES 2012 GLOBAL STATUS REPORT

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