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インドの太陽光発電の現状と課題

インドの太陽光発電の現状と課題

インドは一日当たり、長時間かつ強い日照が得られる熱帯国で、太陽エネルギーは有望なエネルギーである。インド政府は、2009年に太陽光発電の施策として「JNNSM(Jawaharlal Nehru National Solar Mission;ジャワハルラル・ネルー・ナショナル・ソーラー・ミッション」を定めた。

この中で、2022年までに、太陽光発電を22GW導入し、発電コストを既存の火力発電コストと同等か、それより安価とすることも目標としている。2010年のインドの発電設備容量は168,945MWで、風力(13,066MW)、小水力(2,939MW)、バイオ(2,632MW)、太陽光(18MW)の再生可能エネルギー(18,655MW)は11%を占めている。現時点での太陽光発電は18MWで、目標値の22GWは、太陽光発電導入量の最大国ドイツの24.8GWに匹敵する野心的な値である。

インドは、太陽光発電の導入促進のために、電力の固定買取制度を導入している。買取を希望する発電プロジェクトの入札では、国内の企業を育成するため、太陽光パネルのセルとモジュールの両方をインド国内で製造することが要求されている。最近行われた第2期の入札価格は、世界的な太陽電池モジュールの価格低下の影響で、第1期の12.15 Rupee/kWh(17円/kwh)から10Rupee/kWh(14円/kWh)以下に下がった。この価格に対し、「これで事業が本当に成り立つのか」との疑問が投げかけられており、今後は市場の拡大と技術革新で発電コストを下げることが課題として挙げられる。

 

図 インドの発電構成(2010年;発電設備容量 168,945 MW)
図  インドの発電構成(2010年;発電設備容量 168,945 MW)
(出典:http://mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/strategic_plan_mnre_2011_17.pdf



表  JNNSMによるインドの太陽光発電の目標(単位GW)

系統連系太陽光発電 非系統連系太陽光発電 合計
フェーズ機2010-2013) 2 0.2 2.2
フェーズ供2013-2017) 10 1 11
フェーズ掘2017-2022) 20 2 22

(出典:インド再生可能エネルギー省ホームページ:
http://www.mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/mission_document_JNNSM.pdf

 

図 JNNSM(ジャワハルラル・ネルー・ナショナル・ソーラー・ミッション)の目標値
図  JNNSM(ジャワハルラル・ネルー・ナショナル・ソーラー・ミッション)の目標値
(出典:インド再生可能エネルギー省ホームページ:
http://www.mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/mission_document_JNNSM.pdf

 

参考文献:
· インド再生可能エネルギー省ホームページ
http://www.mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/mission_document_JNNSM.pdf

· RENEWABLES 2012 GLOBAL STATUS REPORT
http://www.ren21.net/

· PVマガジンホームページ
http://www.pv-magazine.com/news/details/beitrag/indias-jnnsm--projects-under-batch-ii-are-a-risky-proposition_100007324/#axzz1xlU5TlXX
http://www.pv-magazine.com/news/details/beitrag/will-india-join-the-gigawatt-club-this-year_100006762/#axzz1xlU5TlXX

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