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韓国で「廃棄物のエネルギー化(waste-to-energy)」政策を推進

韓国で「廃棄物のエネルギー化(waste-to-energy)」政策を推進

韓国はエネルギー資源が乏しい国で、エネルギーの海外依存度は97%にも達する。エネルギー安全保障の点から、自国のエネルギー自給率を高めるために、韓国環境部(MOE: Ministry of Environment)は、「廃棄物のエネルギー化(waste-to-energy)」の政策を進めている。しかし、2010年の再生可能エネルギー供給は512万トン(ton of oil equivalent石油換算)で、これは一次エネルギー供給の約2%に相当し、まだ低い水準にある。

再生可能エネルギー源は廃棄物(78.9%)と水力(18.8%)が中心であり、廃棄物である廃ガス、産業廃棄物、廃木材、生活廃棄物などを発電、自動車用燃料、暖房などに利用している。すべての廃棄物をエネルギーに変え、廃棄物をゼロとする社会を目指して、「資源循環の第1次マスタープラン(2011-2015):1st master plan of resource recycling(2011-2015)」が、2011年9月6日、閣議決定された。このプランの目的は、2015年までに、再生可能エネルギーの利用を拡大し、焼却等の廃棄物処理コストを低減させることで、4兆ウオン(2,800億円)の経済効果の創出、4,306万トンのCO2排出削減、1万1,000人の雇用を生み出すことにある。

食品廃棄物の廃水からバイオガス燃料を生産する設備が、2011年6月、金浦干拓地の首都圏埋立地管理公社(Sudokwon Landfill Site management corporation)に完成した。一日あたり、800トンの廃水から10,000m3のメタン(純度95%)が製造できる。製造されるバイオガスは、韓国で初めてバスとごみ収集車の燃料に利用される。韓国環境部は、この設備を「廃棄物のエネルギー化(waste-to-energy)」政策の最初の成果として重視しており、今後20の地方都市でバイオガス製造設備の設置を進めていく方針である。

 

図 韓国の再生可能エネルギー供給量(合計522.5 万トン:石油換算)
図  韓国の再生可能エネルギー供給量(合計522.5 万トン:石油換算)
(単位:石油換算万トン、2006年)
出典:「韓国の再生可能エネルギー支援政策」(李秀)
(http://wwwbiz2.meijo-u.ac.jp/SEBM/ronso/no9_2/04_LEE.pdf)

 

参考:
• 韓国環境部ホームページ
(http://eng.me.go.kr/board.do?method=view&docSeq=9384&bbsCode=new_news#print)
(http://eng.me.go.kr/board.do?method=view&docSeq=9436&bbsCode=new_infocus&currentPage=2&searchType=&searchText)
(http://eng.me.go.kr/board.do?method=view&docSeq=9464&bbsCode=new_infocus&currentPage=2&searchType=&searchText=)

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