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ミャンマーは森林破壊を防ぐため農業廃棄物やバイオガスを利用

ミャンマーは森林破壊を防ぐため農業廃棄物やバイオガスを利用

ミャンマーの再生可能エネルギーの政策は、エネルギー省(Ministry of Energy; MOE)が策定し、方針として

  • 再生可能エネルギーの利用拡大
  • エネルギーの節約・効率化の推進
  • 木・炭の過剰使用による森林破壊の防止

を掲げる。2020年までに、総電力の15%〜20%を再生可能エネルギーで賄う計画である。

ミャンマーの国土面積68万km2の内、森林面積は34万km2で50%を占めており、この森林から生み出される木質バイオマス(薪、炭)が、地方にとって貴重な家庭燃料である。国の1次エネルギー消費の64%は、これらバイオマスによって賄われているが、人口増加に伴い消費が増え、近況では、毎年2,250万m3が消費され、毎年41万haもの森林が失われている。

森林減少を防ぐ手段として、政府は様々な手段・方策を進めている。調理用ストーブの効率を高め、更に農業廃棄物(籾殻)や製材くずをブリケット燃料として利用する。2009年の米生産量は3,268万トンで籾殻は660万トン発生し、さとうきびは900万トン生産され、搾りかす(バガス)は135万トンあり、農業廃棄物は豊富である。

家畜の排泄物から製造されるバイオガス利用も、木質バイオマス代替として1980年から進められた。科学技術省(Ministry of Science and Technology)が設置したバイオガスプラント(2003年〜2005年)は105に上り、発電設備容量は945kWになる。更には2007年にはインドの会社が、マンダレー地区にバイオガスプラントを設置し、200世帯の農民に電気が供給された。


表  バイオガスプラント (2003年〜2005年)

設置地区 バイオガスプラント数 発電設備容量 (kW)
マンダレー管区
(Mandalay Division)
89 801
サガイン管区
(Sagaing Division)
12 108
マグウェ管区
(Magway Division)
3 27
北シャン州
(Northern Shan State)
1 9
合計 105 945

出典:「BIMSTEC-Japan Cooperation in Energy Sector: Myanmar Perspective」
(http://www.csird.org.in/pdf/DP39.pdf)

 

図 ミャンマーのバイオガスプラント設置地区
図  ミャンマーのバイオガスプラント設置地区

 

参考:
• Ministry of Energy; MOE ホームページ
  (http://www.energy.gov.mm/)
• NEDO ホームページ
  (http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100076.html)
• 農林水産省(ミャンマーの農林水産業概況)
  (http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/mmr.html)
• http://twocircles.net/node/10875
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