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日本最大級のバイオエタノール製造プラントが完成

日本最大級のバイオエタノール製造プラントが完成

日本の製紙産業は、古紙と木材(パルプ)を原料としており、60%が古紙、40%が木材である。2010年の木材消費は1,672.4万トンで、その内訳は国産材495.5万トン、輸入材1,176.9 万トンであり、70%を輸入で賄っている。

製紙会社である王子製紙蠅蓮¬攤爐粒諒櫃里燭瓩帽馥發19万ha、海外に30万haの社有林を持ち、成長の早い樹種(早生樹)であるユーカリ、アカシア、ヤナギ、ポプラなどの植林を進めている。紙の原料となるパルプ(植物繊維)は、早生樹の幹の樹皮を取り除き、機械的・化学的に処理して製造される。早生樹からのパルプ収率は65%程度で、枝葉や樹皮などは林地残材として有効利用されていない。

木質バイオマスからバイオエタノールを製造する、日本国内最大級の試験用パイロットプラントが、王子製紙蠍盥場内に完成し、実証実験を開始する。このプラントは、未利用の枝や葉、製紙用原料として利用できない残材、短期伐採した早生樹を原料とし、1日あたり1トン処理し、250〜300リットルのバイオエタノールが生産できる。王子製紙蠅蓮▲丱ぅエタノール製造の前処理である大量パルプ化技術も有しており、未利用バイオマスの有効利用と前処理技術を活用し、新たな事業を展開する。

この実証実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、王子製紙蝓⊃憩鉄エンジニアリング蝓∋唆筏蚕兪躪膰Φ羹蠅飽兮した研究開発である。2012年4月から実証実験を開始し、2015―2020年の実用化を目指し、生産コストは80円/リットルに抑えることを目標に置いている。

 
表  製紙原料の木材種類と消費量(2010年、単位:万トン)

原料ソース 消費量
国産材 針葉樹 342.4 495.5
広葉樹 153.1
輸入材 針葉樹 188.9 1176.9
広葉樹 988.0
合計     1672.4

出典:日本製紙連合会ホームページ
(http://www.jpa.gr.jp/states/pulpwood/index.html)

 

図 製紙原料の木材種類と消費量(2010年、単位:万トン)
図  製紙原料の木材種類と消費量(2010年、単位:万トン)

 

参考:
• 王子製紙螢廛譽好螢蝓璽
  (http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=20111216133911&page_view_selected_=1)
• 新日鉄エンジニアリング プレスリリース
  (http://www.nsc-eng.co.jp/news/detail/126)
• NEDO プレスリリース
  (http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100073.html)
• 王子製紙レポート
  (http://www.ojigroup.net/technews/013/index.html)
• 日本製紙連合会 ホームページ
  (http://www.jpa.gr.jp/states/brief/index.html)

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