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再生可能エネルギーの発電コスト試算を発表

再生可能エネルギーの発電コスト試算を発表

日本政府が設立したエネルギー・環境会議は、2011年12月の「コスト等検証委員会」において、原子力、石炭火力、再生可能エネルギー等の2010年〜2030年の電源別発電コスト試算を発表した。原子力発電所の事故を受けて、太陽光、バイオマス等の再生可能エネルギーの重要性が高まり、大きい期待が集まっている。更に2012年7月には、電力会社が再生可能エネルギー全量を固定価格で買い取る制度も始まり、普及に一段と弾みがつくと期待される。

「コスト等検証委員会」が発表した発電コストの中で、太陽光は2010年では発電コストが30円以上/kWhと高い。しかし2030年には量産効果などで、現在の1/2から1/3に下がる可能性がある。木質バイオマスの発電コストは、未利用間伐材を原料としている。専焼発電は17.4〜32.2円/kWhと高いが、石炭混焼だと9.4〜9.7円/kWhとなる。

2010年の化石燃料の発電コストは、石炭火力の9.5〜9.7円/kWh、LNG火力の10.7〜11.1円/kWhで、再生可能エネルギーの発電コストは高い。再生可能エネルギーの普及には、発電コストの低減と、地域に最適な再生可能エネルギーから電気を発電し地域で消費する、電気の地産地消を進めることが重要だ。

 
表  各エネルギーの発電コスト

エネルギー 2010 年 2020 年 2030 年
風力 陸上風力 9.9〜17.3   8.8〜17.3
洋上風力   9.4〜23.1 8.6〜23.1
地熱 8.3〜10.4   8.3〜10.4
太陽光 住宅用太陽光 33.4〜38.3 9.9〜20.0
メガソーラー 30.1〜45.8 12.1〜26.4
小水力 19.1〜22.0 19.1〜22.0
木質バイオマス 木質専焼 17.4〜32.2 17.4〜32.2
石炭混焼 9.4〜9.7  
石炭火力 9.5〜9.7 10.8〜11.0
LNG火力 10.7〜11.1 10.9〜11.4

注)石炭火力、LNG火力は設備稼働率80%の場合
出典:「エネルギー・環境会議コスト等検証委員会報告書」
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111213/siryo1.pdf

 

図 各エネルギーの発電コスト
図  各エネルギーの発電コスト

 

参考:
「エネルギー・環境会議コスト等検証委員会報告書」
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20111213/siryo1.pdf
 等

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