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バイオエタノールの製造コストを低減する「酵母菌」を開発

バイオエタノールの製造コストを低減する「酵母菌」を開発

日本の2009年度のCO2排出量は、10億7,500万トンであったが、その内の運輸部門(自動車、船舶)からの排出量は2億3,000万トンで約21%を占める。運輸部門のCO2排出量は2001年度の2億6,700万トンをピークに順調に減少してきているものの、自動車から排出されるCO2は運輸部門の90%に上ることから、自動車業界にとってCO2削減対策は大変重要になっている。

一般社団法人・日本自動車工業会は、自動車からの更なるCO2排出削減に取り組んでいる。その中で、地域事情にあったバイオ燃料の普及拡大がCO2排出削減に非常に効果的であるとし、食料に影響を及ぼさないセルロース系エタノールやBTL(Biomass to Liquid)の商業化を推し進め、導入量の増大を図る計画である。

現在の自動車用バイオ燃料の主流はバイオエタノールである。自動車メーカーであるトヨタ自動車蠅蓮▲札襯蹇璽昂魯丱ぅエタノールの開発に積極的に取り組んでいる。2011年10月、このセルロース系バイオエタノール製造の研究所である「バイオ・緑化研究所(愛知県みよし市)」を公開した。

この研究所で、遺伝子組み換え技術を駆使して、バイオエタノールの生産効率を高める「酵母菌」の開発に成功した。この方法によって世界トップクラスのエタノール発酵濃度(約47g/L)が得られ、製造コストの大幅な低減が期待されている。トヨタでは2020年にセルロースエタノールを実用化することを目指して開発を進めていくとしている。

 

図 日本の運輸部門のCO2排出量推移
図  日本の運輸部門のCO2排出量推移
出典:自動車の役割と安全・環境への取り組み(一般社団法人・日本自動車工業会)
(http://www.jama.or.jp/safe/safe_eco_digest/pdf/yutakanakurumashakai_2011.pdf)

 

参考:
• 自動車工業会の主な取り組み
  (http://www.jama.or.jp/eco/wrestle/eco_report/pdf/eco_report2011_01.pdf)
• 自動車の役割と安全・環境への取り組み
  (http://www.jama.or.jp/safe/safe_eco_digest/pdf/yutakanakurumashakai_2011.pdf)
• トヨタ自動車プレスリリース
  (http://www2.toyota.co.jp/jp/news/11/10/nt11_037.html)
• トヨタ自動車 「バイオ燃料の取り組みについて」
  (http://www2.toyota.co.jp/jp/news/11/10/20111003_03_jp.pdf)
• 「近未来の自動車 バイオマス利用はどう進むのか 〜バイオ燃料・バイオプラスチックの活用」トヨタ自動車蝓[咫[僉 ┫超バイオマスフォーラム2011

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