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フィリピンの農業バイオマス資源は1,301万トン/年

フィリピンの農業バイオマス資源は1,301万トン/年

フィリピン政府は、エネルギー自給率を高め、エネルギー安全保障を向上させるために、再生可能エネルギーの開発に力を注いでいる。エネルギー省(DOE: Department of Energy)がその任務にあたり、DOEは、2005年から2014年までの10年間において、再生可能エネルギーの設備容量を2倍に増加させるという大きな目標を掲げている。

再生可能エネルギーの中で、特に注目されているのがバイオマスである。フィリピンは全人口の40%が第1次産業に従事する農業国で、主要生産穀物は、ココナッツ、米、とうもろこし、さとうきびがある。2009年の生産量は、それぞれ1,567万トン、1,627万トン、703万トン、2,293万トンであった。特にココナッツは世界第2位、米は世界第8位の生産高を誇っている。

これらの穀物から排出される年間の農業バイオマスは、ココナッツ殻が470万トン、籾殻が325万トン、とうもろこし穂軸162万トン、さとうきびの搾りかす(バガス)は344万トンあり、合計1,301万トンにも上り、バイオマス資源が極めて豊富である。

農業廃棄物を利用して発電する事業が、2011年10月に公表された。フィリピンのEMS(Eco Market Solutions)は、「年内に、2MWのバイオマス発電プラントをアウロラに稼動させる。プラントの設置地区は、現在一日に4時間しか電気が利用できないが、このバイオマス発電によって250世帯に24時間、電気が供給される」と発表した。バイオマス発電は、農村の電力供給に大きい役割を担っている。

 

表  フィリピンの主要穀物生産量(2009年)

穀物 生産量
(万トン)
生産量の
世界ランク
ココナッツ 1,567 2位
1,627 8位
とうもろこし 703 16位
さとうきび 2,293 12位

出典: http://faostat.fao.org/site/567/DesktopDefault.aspx?PageID=567#ancor

 

表  農業バイオマスの発生量

バイオマス 発生量(万トン)
ココナッツ殻 470
籾殻 325
とうもろこし穂軸 162
さとうきびの搾りかす(バガス) 344
合計 1,301

出典:穀物生産量から計算
(バイオマス発生率は、ココナッツ殻30%、籾殻20%、とうもろこし穂軸23%、バガス15%)

 

図 フィリピンの主要穀物生産量(2009年)
図  フィリピンの主要穀物生産量(2009年)

 

図 農業バイオマスの発生量
図  農業バイオマスの発生量

 

図 バイオマス発電プラントが建設されるアウロラ
図  バイオマス発電プラントが建設されるアウロラ

 

参考:
http://faostat.fao.org/site/567/DesktopDefault.aspx?PageID=567#ancor

http://www.philstar.com/Article.aspx?articleId=738128&publicationSubCategoryId=66

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