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稲わらからのバイオ燃料を90円未満/リットルで製造できる技術を確立

稲わらからのバイオ燃料を90円未満/リットルで製造できる技術を確立

三菱重工業蠅蓮2011年4月「稲わらなどから国産バイオ燃料を90円未満/リットルの低コストで製造できる技術を確立した」と発表した。稲わらからバイオ燃料であるバイオエタノールを製造する技術実証事業は、農林水産省の助成を受けた「兵庫県ソフトセルロース利活用プロジェクト」で、兵庫県加古郡稲美町で収穫される麦わら、稲わらを原料としている。

この「ソフトセルロース利活用プロジェクト」は、稲わら等の非食用原料を用いたバイオ燃料製造技術の確立が目的であり、兵庫県の他に、北海道、秋田県、柏の葉(千葉県)をモデル地区として実証事業が2008年度から実施してきた。モデル地区がそれぞれの気象条件や地域特性に合った製造プロセスを実証している。この事業の特徴は、原料の収集・運搬・保管からバイオ燃料の製造・残渣の有効利用までを一体的に検証するのが特徴である。4モデル地区のうち、兵庫県モデル地区は2011年3月に終了し、現在、他の3モデル地区で実証事業に取り組んでいる。

稲わらや麦わらからのバイオエタノール製造工程は、三菱重工業化蠅「前処理・糖化工程」を、白鶴酒造蠅「発酵工程」を、関西化学機械製作蠅「蒸留脱水工程」を担当した。これまでの実証事業で、濃度99.5%以上のエタノールを製造し、90円未満/リットルの低コストで製造できる目処がついた。

非食料原料を用いた国産バイオ燃料製造技術の確立は、食料自給率が39%と低い日本において、大きい意義があり、今後の成果が期待される。

 

図 ソフトセルロース利活用プロジェクトのモデル地区
図  ソフトセルロース利活用プロジェクトのモデル地区

 

図 バイオエタノールの製造プロセス
図  バイオエタノールの製造プロセス
出典:バイオエタノール通信No.6, No7 (2011) 社団法人 地域環境資源センター発行

 

参考:
三菱重工業螢廛譽好螢蝓璽
http://www.mhi.co.jp/news/story/1104215058.html

農林省プレスリリース
http://www.maff.go.jp/j/nousin/zyunkan/biomass/soft06/index.html
http://www.maff.go.jp/j/nousin/zyunkan/biomass/soft06/pdf/03.pdf

バイオエタノール通信No.6, No7 (2011) 社団法人 地域環境資源センター発行

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