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石油業界がバイオ燃料導入の目標達成

石油業界がバイオ燃料導入の目標達成

2009年の日本の一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの比率は約5%であったが、政府は、エネルギーセキュリティー向上の観点から、2020年には10%とすることを目標としている。更に再生可能エネルギー関連市場を2009年の約1兆円から、国内市場の拡大・新規市場の創出・海外市場の獲得を目指し、2020年には10兆円とする方針を打ち出した。

日本の輸送用燃料はほぼ100%石油に依存している。この理由から、政府は再生可能エネルギー導入の切り札として、バイオ燃料導入に力を入れており、2020年には全国のガソリンの3%以上の導入(ガソリンとして180万kL、原油換算では160万kL)を目指している。又、2011年度から2017年度までの7年間、石油精製業者によるバイオエタノールの利用の目標量を定め、導入量として2011年度には21万kL、2017年度には50万kLとした。

これに対して石油業界は、2010年度において原油換算21万kLのバイオエタノールを、「バイオETBE(ethyl tert--butyl ether) 84万KLとして導入する」という自主目標を掲げ取り組んできた。バイオETBEはバイオエタノールとイソブテンから合成された燃料である。

2011年4月、石油連盟は、「2010年度の実績として、目標を上回るバイオETBE 87万kLを導入し、運輸部門において約60万トンのCO2を削減することができた」と発表した。政府の目標を1年前倒しで達成できたことになる。今後とも、石油業界によるバイオ燃料の更なる導入拡大が期待される。

 

図  「日本の一次エネルギーに占める再生可能エネルギー」
図  「日本の一次エネルギーに占める再生可能エネルギー」
出典:環境バイオマスフォーラム2011「再生可能エネルギーの活用推進について」資源エネルギー庁

 

図  「日本の再生可能エネルギー関連市場」
図  「日本の再生可能エネルギー関連市場」
出典:環境バイオマスフォーラム2011「再生可能エネルギーの活用推進について」資源エネルギー庁


表  石油精製業者によるバイオエタノール導入目標

年度 目標量
(原油換算)
万kL
201121
201221
201326
201432
201538
201644
201750

出典:環境バイオマスフォーラム2011「バイオ燃料の本格普及に向けた取り組みついて」環境省

 

図  石油精製業者によるバイオエタノール導入目標
図  石油精製業者によるバイオエタノール導入目標


表 バイオマス燃料供給有限責任事業組合(JBSL)から石油各社への供給量実績(単位:万KL)

  ETBEエタノールETBE換算
2010年度78487

出典:石油連盟プレスリリース;
http://www.paj.gr.jp/paj_info/press/2011/04/01-000505.html
参考:原油、バイオエタノール、 ETBEの換算
(原油 1万kL = バイオエタノール 1.71万kL = ETBE 4万kL;バイオエタノール 1万kL = ETBE 2.33万kL)

 

参考:
・今日の石油業界 2011 ; 石油連盟 (http://www.paj.gr.jp/statis/data/data/2011_all.pdf)
http://www.paj.gr.jp/eco/biogasoline/index.html

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