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韓国の木質ペレット需要2020年に500万トン

韓国の木質ペレット需要2020年に500万トン

韓国政府は、エネルギーと資源の消費を最少にし、同時にCO2排出も最少にすることによって、持続可能な経済成長を目指す「低炭素緑色成長(グリーン成長)」のビジョンを打ち出している。このビジョンを進めるために、「国内の新・再生可能エネルギー技術開発と利用普及」を基本計画として策定した。この背景には、韓国が消費エネルギーの97%を輸入に依存していることにある。

「新・再生可能エネルギー」という分類は、風力、太陽光、太陽熱、小水力、地熱、バイオマス、廃棄物からのエネルギーを示しており、一次エネルギーに占める「新・再生可能エネルギー」量の目標は、2.4%(2007年)、6.1%(2020年)、11.5%(2030年)としている。2007年は、バイオマスが「新・再生可能エネルギー」の中で6.0%であったが、2030年には30.8%に高めバイオマスの利用拡大に図る方針である。

韓国の国土の63%は森林であることから、森林のバイオマスの利用は、雇用の創出と環境保護の両面に効果がある。政府は、2010年に新たに8つの木質ペレット製造プラントをつくることを決定した。今後、ペレットは発電やボイラー(熱利用)のエネルギー源として利用を拡大し、2020年には500万トンの需要を予想している。国内の生産だけでは供給できず、75%は輸入で賄う。2009年には、中国、カナダ、ベトナム等の9ヶ国からペレットを輸入した。

日本の大手集成材メーカーである銘建工業蝓焚山県真庭市)は、2010年10月から韓国へ数十トン規模のペレット輸出を開始した。今後は、月あたり200トンにまで拡大する予定で、安定した販路を確保してフル稼働で年1万7,000トンの販売を目指している。

 

図  韓国の一次エネルギーに占める「新・再生可能エネルギー」の種類と割合
図  韓国の一次エネルギーに占める「新・再生可能エネルギー」の種類と割合

 

図  木質ペレットの供給量
図  木質ペレットの供給量

 

参考
Joint Workshop:IEA Bioenergy T40/ERIA (2009) “Wood Pellet Production and Trade in South Korea”
“Korean Policy on Biofuel” by Ministry of Knowledge Economy Korea (Jan, 2010)
日刊木材新聞
林政ニュース第401号(日本林業調査会)

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