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マレーシア最大のパーム会社Feldaが2基目のバイオマス発電

マレーシア最大のパーム会社Feldaが2基目のバイオマス発電

世界第2位のパーム油生産国であるマレーシアは、2010年には1,800万トンのパーム油生産量(推定値)であった。全世界では4,800万トンのパーム油生産であるから、マレーシアは37.5%を占めている。マレーシアでは、年間7,000万トンものバイオマスが排出されるが、その内の85.5%はパーム油産業から排出されている。パーム油産業からのバイオマスは、「空果房(Empty Fruit Bunch: EFB)」、「パーム核粕(Palm Kernel Cake: PKC)」および「パーム油廃水(Palm Oil Mill Effluent: POME)」である。

マレーシア最大のパーム油生産会社であるフェルダホールディング(Felda Holdings)は、世界パーム生産の約8%を生産し、年間300万トンの空果房を排出している。このフェルダホールディングは、2011年3月に、「空果房のみを利用したバイオマス発電プラントを建設する」と発表した。年間35万トンの空果房を発電燃料として用い、発電開始は2012年12月、発電能力は12.5MWである。

フェルダホールディングは、2004年にマレーシアで初めて空果房を原料とした発電(7.5MW)を行い、今回の発電プラントは2基目となる。更に2013年までに、自社 が排出する空果房をすべて再利用する計画がある。

日本とマレーシアの共同研究は、2004年から3年間行われた。日本の九州工業大学(白井教授)、マレーシアプトラ大学(University Putra Malaysia)およびフェルダホールディングの3社による共同研究で、2005年にパーム油廃水を原料とするメタン発酵実証試験設備を建設した。発生するメタンから500kWの発電が可能という。


表  パーム油生産量(2010年推定;単位:万トン)

インドネシア 2,360
マレーシア 1,800
タイ 150
ナイジェリア 85
コロンビア 82
その他 323
合計 4,800

 

図  パーム油生産国の割合(2010年推定)
図  パーム油生産国の割合(2010年推定)

図  マレーシアのバイオマス発生量と発生元
図  マレーシアのバイオマス発生量と発生元

 

参考:
「平成22年度アジア・バイオマスエネルギー協力推進事業に係る報告会」
平成23年3月2日、新エネルギー財団主催
フェルダホームページ
(http://www.feldaholdings.com/content.php?h=145&lang=EN)
(http://www.feldaholdings.com/content.php?h=4221)
http://www.palmoilprices.net/news/felda-global-tnb-in-jv-for-biomass-plant/
http://www.indexmundi.com/agriculture/?commodity=palm-oil&graph=production
http://www.lsse.kyutech.ac.jp/~malaysia/mokuteki.htm

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