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長岡市で「生ごみ」のバイオガス化事業がスタート

長岡市で「生ごみ」のバイオガス化事業がスタート

人口28万2400人(平成23年5月)の新潟県長岡市で、家庭や事業所から出るごみのうち、「燃やすごみ」は7万トンで、この中には「生ごみ」が2万トン含まれている。平成20年度のごみ処理費用は約31億3,000万円で、市民一人当たり、年間約1万1,000円もかかっていることになる。

現在、長岡市では「生ごみ」を含む「燃やすごみ」は、全量焼却処理している。「家庭系生ごみ」および「事業系生ごみ」(飲食店や学校給食、病院からの食品廃棄物)の特性は、水分量が多いことが特徴で60〜70重量%が水分である。このように水分の多いバイオマスは、焼却する場合、多くのエネルギーが必要で、その分CO2発生量も多くなる。焼却に代わる方法として、メタン発酵してエネルギーとして回収する方法がある。

長岡市では、この「生ごみ」をメタン発酵して、生成したメタンガスを燃料とする発電を行う。メタン発酵の残渣は、乾燥して固体燃料として発電に用いる。平成23年度中に着工し、平成25年7月に稼動を目指す。「生ごみ」の処理は1日55トンで、自治体が運営する施設として国内最大の規模となる。施設建設費が約19億円、稼働後15年間の運営費は、約28億1,000万円である。

メタンガスによる発電量は一般家庭約1,000戸分に相当する年間410万kWhとなる。更にCO2発生量は年間2,000トン削減され、ごみ処理費用は15年間で35億円削減できるという。この事業を推進するためには、「燃えるごみ」の中から「生ごみ」だけを分別することが重要になってくる。長岡市では平成25年7月から、一般家庭や事業所からのごみの出し方を変え、「生ごみ」と「燃えるごみ」を分別して収集する。


表  家庭系生ごみと事業系生ごみの特性(単位:重量%)

  水分 可燃物 灰分
家庭系生ごみ 48.9〜76.2
(平均 70.7)
22.7〜50.7
(平均 26.6)
0.4〜2.9
(平均 2.7)
事業系生ごみ 23.0〜784.5
(平均 60.7)
14.5〜74.2
(平均 33.8)
0.3〜4.8
(平均 1.5)

 

 

図  長岡市の「生ごみ」バイオガス化事業
図  長岡市の「生ごみ」バイオガス化事業

 

参考:
長岡市ホームページ
(http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/biogas/)
(http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/gomi/genryou/genryou1.html)
長岡市生ごみバイオガス化事業要求水準書(素案)
産経ニュース

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