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ミャンマーはジャトロファ植林を最優先

ミャンマーはジャトロファ植林を最優先

ミャンマーの国土面積は日本の1.8倍の68万km2で、インドシナ半島にある 国の中で最大の面積を持つ国である。2007年のミャンマーの一次エネルギー供給量は15.788百万トン(石油換算)で、その内の65.7%がバイオマスエネルギーである。このバイオマス資源は木材と農業での廃棄物である。

国土の約50%を占める森林面積からの木材が、主要なバイオマス資源となっている。しかし過剰伐採が原因で、森林面積は急激に減少しており、1990年は39万2,190 km2 であったが、2005年には32万2,220km2 になった。2010年には、国土面積の41%の27万7,570km2にまで森林面積が減少するとしている。更に農業はミャンマーを支える基盤産業であり、人口の68%が農業に従事している。米の生産は2008年には、3,050万トンあり、副産物としての藁、籾殻も貴重なバイオマス資源となっている。

ミャンマー政府は、輸入ディーゼル燃料を減少させる目的で、バイオディーゼル燃料(製造)の国内生産に力を注いでいるが、特にジャトロファからのバイオディーゼル燃料(製造)を重要視している。単位面積あたり(ha)の油糧作物の油脂量は、パーム油が4,995kg/haと最も高い。これに対してジャトロファは、1,589 kg/haとパーム油と比較して1/3 程度である。

政府が、ジャトロファからのバイオディーゼル燃料(製造)を重要視している理由は、「ミャンマーが、食糧としてパーム油を年間20万トン輸入している」ことが挙げられる。2010年までに、ミャンマー政府は344万haのジャトロファ植林を目標としており、非食糧のジャトロファからのバイオディーゼル燃料(製造)の国内生産拡大を目指している。

 

表 ミャンマーの一次エネルギー供給:2007年 (石油換算 百万トン)

  石炭 石油 天然ガス 水力 バイオマス 合計
国内生産 0.78 1.066 11.409 0.302 10.38 23.937
輸入 0 0.996 0 0 0 0.996
輸出 -0.648 -0.151 -8.346 0 0 -9.145
一次供給 0.132 1.911 3.063 0.302 10.38 15.788

 

図 ミャンマーの一次エネルギー供給 2007年
図 ミャンマーの一次エネルギー供給 2007年

 

図 ミャンマーの森林面積
図 ミャンマーの森林面積

 

図 油糧作物の1haあたりの油脂量
図 油糧作物の1haあたりの油脂量

 

図 東南アジア大陸部で最大面積を有するミャンマー
図 東南アジア大陸部で最大面積を有するミャンマー

 

参考:
IEA(International Energy Agency)ホームページ:http://www.iea.org/
http://rainforests.mongabay.com/deforestation/2000/Myanmar.htm
http://balita.ph/2010/04/15/myanmar-forest-depletes-by-14-percent-in-35-years/
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/mmr.html

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