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森林資源が豊富なラオス

森林資源が豊富なラオス

インドシナ半島中部に位置するラオスは、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーの5つの国に囲まれ、総国土面積が日本の本州とほぼ同じ23.7万km2の内陸国である。総人口は560万人で農業人口が80%を占めている。ラオスにとって森林は最も重要な天然資源で、木材・木製品の輸出額は7,250万ドルと全輸出額の7.8%を占めている(2006年)。森林面積は、1990年は17.3万km2、2000年は16.5万km2 、2005年は16.1万km2で、木材の伐採により年々減少しているが、国土の約70%を森林が占める。

ラオスで消費される主要なエネルギー源は木質バイオマスエネルギーで、全消費エネルギーの89%を占める(1994年)。80%の国民が農村に住み、農村ではほとんどすべての家庭で料理用等に木質燃料(薪)を使用している。都市部においても68%の家庭が薪を燃料として使用し、木質バイオマスはラオスの最も重要な資源である。

石油、天然ガス等の資源を持たないラオスは、自動車の燃料を100%輸入しており、2009年の石油輸入量は68万kℓで、年々増加傾向にある。港を持たない内陸国ラオスの石油は、隣国のタイ、ベトナムの港を経由した輸入に頼っている。このためラオス政府は、国内バイオ燃料の生産に力を注いでおり、2015年までに国内利用燃料の15%をバイオ燃料で賄うことを目標としている。

ラオス国内でのバイオ燃料製造が、海外からの投資案件として注目を浴びている。特に、バイオディーゼルの原料となるジャトロファの植林が活発である。代表的な投資会社は韓国のKOLAO社で、ラオス国内で24万haのジャトロファ植林を計画している。ラオス国内で製造されたバイオディーゼル燃料は発電用として利用される。


図 ラオスの森林面積
図 ラオスの森林面積

 

図 ラオスで消費されるエネルギー源
図 ラオスで消費されるエネルギー源

 

図 内陸国のラオス
図 内陸国のラオス

 

参考:
「Global Forest Resource Assessment 2005」FAO(国連食糧農業機関)資料
ラオスの森林面積:http://rainforests.mongabay.com/deforestation/laos.html、ラオス投資ガイド2009:ASEAN-JAPAN Center 発行、「Brief Report of Biomass in LAO PDR for Fourth Biomass Asia Workshop:Malaysia, November 20-22,2007」他

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