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微細藻類からバイオ燃料を製造するプロセス開発が本格化

微細藻類からバイオ燃料を製造するプロセス開発が本格化

藻類を利用したバイオ燃料技術には、人工漁礁を兼ねた藻類の活用などが知られている。ニュージランドのアクアフローバイオノミク(Aquaflow Bionomic)社は、都市下水処理場の曝気槽で発生する微細藻類を70〜90%回収し、バイオ燃料を製造する技術の開発に成功している。パイロット規模(70m3/h)で2年間操業し、気温の低い冬場でも問題なく操業出来ると報告されている。都市型下水だけではBOD(Biochemical Oxygen Demand)が不足するため、ワイン工場の廃水や農産物処理工場の排水も一緒に処理している。この藻類から取れるオイルの用途開発をUOP(Universal Oil Product)社と共同開発中である。


  • 曝気池 60ha
  • 2万7,000人の下水処理場、農産物処理工場排水、ワイン工場廃水
  • 年間浄化処理量:500万キロリットル/年

ニュージランドのベンチャー企業であるソルレイエネルギー(Solray Energy)社は、2003年以降、独自に都市下水浄化場で、屋外の曝気池でCO2や光合成により藻類を育成し、その藻類からオイルを抽出する技術の開発に成功していた。

アクアフローバイオノミク社は、このベンチャー企業と共同開発契約を2009年7月24日締結し、微細藻類からのバイオ燃料製造プロセスの改良・実用化を本格化している。都市下水処理場からの異臭を放つ余剰汚泥をメタン発酵させる方式は数多く存在するが、オイルが取れる微細藻類が副生する下水処理場の登場は正に画期的・革新的である。


参考資料
http://www.aquaflowgroup.com/technology.html
http://www.solrayenergy.com/

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