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岡山県真庭市に木質バイオマス集積基地が完成

岡山県真庭市に木質バイオマス集積基地が完成

岡山県北部に位置する真庭市は、市の総面積(828km2)の79%が山林である。古くから西日本有数の木材集積地として栄え、現在も約30社の製材所が集積している。市は豊富な森林資源を利用することで山林を再生し、産業を活性化させるため、2005年から木質バイオマス事業を実施している。木質バイオマスが燃料として流通し、発電や各種熱エネルギーとして利用される。表に示す木質バイオマス利用設備が導入され、現在、木質バイオマスがエネルギーとして広く利用されている。

真庭市は、「木質バイオマスタウン日本一」を目指し、「真庭バイオマス集積基地」の建設を進めていたが、2009年3月に完成した。この基地によって、木質バイオマス資源が安定収集され、燃料等の資源に変えて、ユーザーに安定供給することが可能となった。3億3,000万円の費用を投じ、敷地は10,551m2の広さがある。林地残材や間伐材は、この「集積基地」で買い取られ、ここで粉砕して木質燃料チップ、製紙用チップおよび粉砕樹皮の資源に変えて販売される。木材の買い取り価格は3,000円/トンで、木材サイズは切断に適した50cm以上である。

真庭市は2006年に「バイオマスタウン」の指定を受け、2007年には新エネルギー設備や体験施設等を整備した「次世代エネルギーパーク」に選ばれた。更に2009年には、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「新エネ百選」にも認定されている。今回の「集積基地」によって、真庭市が、バイオマス資源を活用し地域の活性化を図る、「バイオマスタウンの先進地」として全国の注目を集めている。


表 木質バイオマス利用の主要設備

設備能力
木質チップ蒸気ボイラー6,930 MJ/h
農家用ペレット温水ボイラー1,050 MJ/h
ペレット冷暖房対応型ボイラー293 MJ/h

図 岡山県真庭市(真庭市役所資料)
図 岡山県真庭市(真庭市役所資料)

写真 「真庭バイオマス集積基地(チップ化設備)」(真庭市役所資料)
写真 「真庭バイオマス集積基地
(チップ化設備)」
(真庭市役所資料)

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