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ミニストップの廃食油がバイオディーゼル燃料に

ミニストップの廃食油がバイオディーゼル燃料に

コンビニエンスストアーのミニストップ株式会社は、バイオディーゼル燃料の原料である廃食油を、2009年8月から供給開始した。現在、東京都23区内のミニストップ218店舗は、年間530キロリットル(440トン)の廃食油を排出している。この廃食油は、シナネン株式会社の工場で500キロリットルのバイオディーゼル燃料(BDF)に精製される。BDFは、軽油に5%混合し年間1万キロリットルのB5燃料となる。B5燃料は、東京都バス等に使用され、これにより年間1,000トンのCO2排出削減が見込まれる。

日本の食用油消費量は2007年度統計で、年間235万トンであり、外食産業・食品工業が198万トン、一般家庭が37万トンであった。使用済み油である廃食油は、それぞれ35万トン、10万トンで、合計45万トンが排出されている。これら廃食油の利用は、飼料用、工業用、ボイラー燃料、バイオディーゼル燃料として再利用されている。バイオディーゼル燃料としての利用は、現在約0.5万トンであり、B5燃料は年間10万トン程度である。日本の軽油消費量は、年間3,300万トン(4,000万キロリットル)であり、この内B5燃料はわずか0.3%でしかない。

廃食油のバイオディーゼル燃料化は、現在、市長村のレベルでも京都府等の自治体が、家庭から出る廃食油を回収し、BDFとする取り組みが進んでいる。京都府は年間1,500キロリットルのバイオディーゼル燃料を製造しており、ごみ収集車と市バスに利用している。食品関連企業でも、自社で発生する廃食油をBDFとし、B5燃料として自社で使用しているが、小口の利用がほとんどである。今回のミニストップの取り組みは、東京都バスの公共交通機関に、年間1万キロリットルのB5燃料を、継続的に供給していくことに大きい意義がある。バイオディーゼル燃料は、軽油代替燃料としてCO2排出削減効果があり、今後の利用が大いに期待される。


ミニストップでの廃食油からバイオディーゼル燃料B5へのマスバランス
図 ミニストップでの廃食油からバイオディーゼル燃料B5へのマスバランス


図 日本の廃食油量と利用(2007年度)
図 日本の廃食油量と利用(2007年度)


参考:ミニストップ螢廛譽好螢蝓璽后⊆卉痛/容本植物油協会ホームペー時、京都府ホームページ他

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