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木質バイオマスから高効率バイオエタノール生産に目処

木質バイオマスから高効率バイオエタノール生産に目処

東京農業大学、長崎総合科学大学、積水化学工業蠅蓮◆嵬攫船丱ぅマスをガス化し一酸化炭素(CO)と水素(H2)の合成ガスとし、この合成ガスから高効率でエタノールの生産技術に目処をつけた」ことを2009年8月19日に明らかにした。

現在、木質バイオマスからのバイオエタノール製造プロセスは、木質バイオマスを糖に変換後、酵母でエタノール発酵、精製しエタノールを製造する「糖化・発酵法」である。大阪府堺市と岡山県真庭市で、実証事業として建築廃木材や製材所端材の木質バイオマスを原料として、エタノール製造とE3(バイオエタノール3%混合ガソリン)燃料実証走行試験が行われている。

今回、3者が開発したバイオエタノール製造プロセスは、木質バイオマスをガス化し、得られた合成ガスをロジウム系の触媒を用いて、直接エタノールを製造する「直接合成法」である。農林水産省の委託事業として2009年から研究開始し、東京農業大学に実証プラントが設置され試運転の段階に入っている。「直接合成法」の大きい特徴は、高効率にエタノールが製造できることである。乾燥木質バイオマスからバイオエタノール収率は、「糖化・発酵法」が12.5%に対して、「直接合成法」は51.3%と約4倍高い。「直接合成法」の製造コストは、エタノール1リットルあたり80円以下と試算している。


図 木質バイオマスからのバイオエタノール製造法(「糖化・発酵法」と「直接合成法」)
図 木質バイオマスからのバイオエタノール製造法(「糖化・発酵法」と「直接合成法」)


図 乾燥木質バイオマスからバイオエタノール収率
図 乾燥木質バイオマスからバイオエタノール収率


参考:環境新聞、「バイオマス技術ハンドブック」(オーム社発行)他

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