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東京ガス蠅バイオガス回収実験用施設を公開

東京ガス蠅蓮2009年6月4日に、東京都江東区の清掃事務所「えこっくる江東」内に設置したバイオガス回収の実験用施設を公開した。この施設は、江東区内のオフィスビルなどから出る紙ごみと生ごみを原料として、メタン発酵法を用いて、メタンを製造する実証試験設備である。2008年12月から建設を開始し、2009年2月に完成し、試運転を行なっている。2011年2月までの2年間の実証試験を予定している。

実証試験では、江東区内で1日に発生する紙ごみと生ごみ300kgを、メタン発酵槽に投入する。発生したバイオガスから硫黄分を除去し、精製されたメタンと都市ガスを混合して、ガス燃料として地域に安定的に供給する。標準家庭30世帯の1日分の都市ガス使用量に当たる63Nm3のバイオガスを回収する。バイオガス回収量は、環境省が交付する循環型社会形成推進交付金の高効率原燃料回収施設の交付基準である、ごみ1トン当たり150Nm3を目標としている。都市部で出たごみを地域内で再生エネルギーに変換する「都市型バイオマスエネルギーシステム」の実証は初めての試みである。

東京ガス蠅論瀏の建設に先立ち、オフィスなどから出るごみを用いて、メタン発酵によるラボ試験を行なった。ラボ実験ではごみ1トンあたりのバイオガス発生量は160Nm3〜282 Nm3、メタンガス濃度は53〜56%であった。バイオガス発生量は、循環型社会形成推進交付金の基準である、ごみ1トン当たり150Nm3を充分超えていることが確認された。このラボ試験結果に基づき実証試験設備を建設した。今後実証実験で、バイオガス発生量を検証する。

表 オフィスから出るごみのメタン発酵ラボ試験結果

試料 ごみ組成(%) 含水率(%) メタン発酵実験
紙類 厨芥 バイオガス発生量(Nm3/ごみ1トン) メタンガス濃度(%)
1 43.9 55.1 59.5 159.7 53.2
2 36.7 58.8 57.5 175.4 53.6
3 46.9 48.4 46.8 215.4 56.1
4 57.0 30.6 32.6 270.9 53.3
5 42.7 56.4 52.5 282.1 53.2

(出所:東京都環境科学研究所年報2008 「バイオマス・都市ガス活用による再生可能エネルギー導入促進研究」)

参考:毎日新聞、日刊工業新聞、東京ガス螢曄璽爛據璽限

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