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上伊那森林組合のペレット事業が黒字化

長野県の上伊那森林組合は、2004年度からペレット事業を本格展開している。上伊那郡内の森林からの間伐材や林地残材をペレットとし、ボイラーやストーブ用として販売する事業である。このペレット事業が、2008年度に初めて58万円の黒字となった。ペレット販売量は2004年度の362トンから年々増え続け、2008年度は1,177トン販売した。販売当初は赤字が続いていたが、ストーブやボイラーの普及拡大に力を注ぎ、販売を着実に伸ばし2008年度についに黒字化した。2009年度の販売目標は、昨年度より300トン増やし1,500トンとする。ペレットの需要を喚起するたに、ストーブやボイラーの普及に更に力を入れていく方針である。

日本の木質バイオマスである製材工場等残材、建設発生木材および林地残材からのペレット生産量が大きく伸びている。2003年度のペレット生産量は3,800トンであったが、2007年度は3万3,492トンと約9倍となった。ペレット製造施設も10基から47基と約5倍に増加した。これはペレットを使用するボイラーや発電機の導入が進んでいるためである。

日本での未利用バイオマスである林地残材は、2008年度の1年間に約800万トン発生し、再利用はわずか1%であり、ほとんどが利用されていない。今後は、木質バイオマスの有効利用を更に進めるために、この廃棄物を価値ある商品に変え、事業として展開する取り組みが重要である。事業化によって、森林に利益と新たな雇用が生み出される。

上伊那森林組合のペレット販売量
図 上伊那森林組合のペレット販売量

日本のペレット製造量とペレット製造施設
図 日本のペレット製造量とペレット製造施設

参考:信濃毎日新聞、長野日報、バイオマス・ニッポンパンフレット(社団法人 日本有機資源協会)、林野庁資料(平成20年度 森林及び林業の動向)他

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