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木質ペレット製造事業が本格化

我が国には既に約40の木質ペレット工場が稼働し、約3万トン/年が生産されているが、 木質ペレット化事業が相次いで発表され(表1参照)、本格的なビジネスとして認知される段階に入った。注目に値するのは草・コーヒーの出がらしによる木質ペレット化であろう。地方だけでなく都会での木質ペレット化事業の可能性が出て来た。

岡山県真岡市の銘建工業が2008年に1万トンを生産し、年間売上が2億円程度になり利益が出る段階になっている。この背景には、石油価格の乱高下、化石資源枯渇、環境省の推進する「カーボンオフセット」、農林水産省の「バイオマスタウン」推進効果などが原因として挙げられる。流通コストを入れて40円/kgで販売すれば、(4,100kcal/kgとすると)9.8円/1,000kcalとなり、新潟県三条市の保内公園熱帯植物園温室などの例に見られるように、地域暖房などの小規模利用にも活路が見出されつつある。また木質ペレット、木クズの利用計画も公表されている(表2参照)。

表1.最近公表された木質ペレット製造計画

場  所 木質ペレット量 原 料 その他
栃木県・佐野市 約7万 t/年 廃材 今秋稼働予定。住友大阪セメント。
山形県・東根市 2.5万 t/年 果樹剪定枝 回収実証試験開始。
岐阜県・関市 2.5万 t年 草・コーヒーの出がらし 実験プラント段階。 数年以内に稼働予定。
北海道・滝上町 2,590 t/年 間伐材 牛舎の敷料と燃料。
広島県・庄原市 1,000 t/年 間伐材 2010年稼動予定。


表2.木質ペレット、木クズの利用計画・実績例

場  所 規 模 原 料 その他
愛知県・碧南市 約20万 t/年(推定) 輸入 発電。中部電力。国内最大規模。 今春から稼働。
高知県杉崎市 1,400 t/年(推定) 間伐材 発電。CO2削減量を3,670円/t-CO2で売却。


参考:中国新聞朝刊、北海道新聞朝刊、山形新聞朝刊、中日新聞朝刊、毎日新聞 他

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