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藻類からのバイオ燃料

日本航空(株)は2009年1月30日に、バイオ燃料を使用した飛行実験に成功したが、このバイオ燃料の原料は、植物のカメリナとジャトロファと藻から精製したものであった。トウロモコシやサトウキビのような、食料を原料とするバイオ燃料は「第1世代」と呼ばれるのに対し、草木や廃材、藻類などの非食料を原料とするバイオマスは「第2世代」と呼ばれている。「第1世代」のバイオマス原料は、食料価格の高騰を招いた一因として批判され、「第2世代」のバイオ燃料をめぐる開発競争が加速している。

「第2世代」のバイオ燃料として、最も期待されているのが「藻類」である。藻類には脂肪や炭化水素を大量に産出する種が多く、バイオマスエネルギーの原料として利用することは、1970年の石油危機後から検討されていた。狭い面積で大量に油が採取されるのが特徴で、年間の1ヘクタール(ha)のバイオ燃料の生産量は大豆が1,900リットル、パーム油が5,950リットルに対して、藻類は98,500リットルと一桁以上多い。4,900万haの面積があれば、藻類で世界の世界需要を賄える。現在は、まだ商業規模では無いが、生産規模が拡大した場合、近いうちに「藻類」からのバイオ燃料が大きい役割を担う可能性がある。

図 年間の1ヘクタール(ha)あたりのバイオ燃料生産量

図 年間の1ヘクタール(ha)あたりのバイオ燃料生産量

参考:日経MJ(流通新聞)、「藻類バイオマスエネルギーの展望」筑波大学大学院・渡邉信教授、日本航空(株)ホームページ他

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