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竹林からバイオ燃料

日本各地の里山では、竹林が荒れるままに増殖し、周囲の林や農地を侵食する「放置竹林」問題が起きている。国内には約9,300万トンの竹があり、伐採に乗り出す自治体も多いものの、成長スピードの速い竹の勢いに追いつけず、「放置竹林」に悩む自治体が多い。

静岡大学工学部(中崎清彦教授)は、放置竹林をエタノールにする研究に07年度から取り組んでいる。浜松市内の刃物工場(丸大鉄工)が開発した円盤のこぎり装置を用い、竹を0.05μmまで微粉末にすることで、竹の糖化効率が従来の2%から75%へと飛躍的に向上した。1kgの竹から110ミリリットルのバイオエタノールが生産できた。100円/リットルのコストを目指している。中崎教授は、里山の生態系を壊さずに採取可能な竹を年間330万トン原料とした場合、年間22万キロリットルのバイオエタノールを作ることが可能になると試算している。

参考 : 朝日新聞、毎日新聞、化学工学会第73年会(2008年) 等

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