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木材バイオマスをガス化して発電、液体燃料へ

木材バイオマスをガス化して発電、液体燃料へ

木質バイオマスを熱分解し可燃性のガスを取り出し、これを燃料として発電と熱供給を行なう、「木質バイオマスガス化システム」が普及している。このガス化システムは、「バイオマスは広く薄く分布しているために、収集輸送にコストがかかる。そのために、少量のバイオマスを処理し、しかも高い効率で電力が得られるシステム」として開発された。バイオマスを直接燃焼し蒸気タービン発電するよりも、設備規模を小さくし、設備コストを下げることができる。

木質バイオマスをガス化し、発電や液体燃料として利用する事業や実証プラント運転が本格化してきた。月島機械蠅蓮2010年8月に、秋田県仙北市に「木質バイオマス施設」を完成させた。年間3,000トンの残材チップ、製材端材チップをガス化し、ガスエンジンで燃焼させ最大300kWの電気を供給する。同時に熱を回収・利用する。

カワサキプラントシステムズ蠅蓮高知県仁淀川町で、「木質バイオマスガス化発電システムの実証試験」を2010年8月に終了した。この実証試験は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの委託で、2007年4月から3カ年行なった。年間2,700トンの林地残材をガス化し、ガスタービン発電で150kWの発電操業を実現した。同時に熱も回収し、木質バイオマスの乾燥に用いる。

木質バイオマスをガス化し、液体燃料とする日本で始めての実証プラントが、徳島県那珂町に完成し、本格的な実証実験が始まった。実証プラントはマイクロ・エナジー蠅開発し、四電エンジニアリング蠅試運転に取り組む。この実証プラントは、「バイオマス液体燃料(BTL:Biomass to Liquid)製造システム」で、1時間あたり100kgの木材から20 ℓの液体燃料が製造できる。液体燃料はボイラーや公用車、林業用の機械の燃料に使う。

 

図 バイオマス液体燃料(BTL)製造システム
図 バイオマス液体燃料(BTL)製造システム

 

参考:林業ニュース:
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201008/11/03301_2125.html
化学工業日報、川崎重工業螢縫紂璽好螢蝓璽后
マイクロエナジーホームページ:http://www.microenergy.co.jp/

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